家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

仲介業者ってこうだ? -ブローカー?-

こちらの事情を少しぐらいは踏まえさせてもらって先方と話をしたい所だったが、先方の仲介業者が輩だった。怪しい勘は当っていた。対応していたこちらの知古の業者氏曰く、ブローカーの類じゃないかと。


 不動産仲介業者の内、一般客が来店できるような事務所を持たないマンションの一室等で、あるいはそもそも事務所を持たない所がある。

 お父さんはこのような所と付き合った事がなかったので詳しくは知らないが、以前、収益物件の案件で売主側業者がこのタイプに当った事がある。詳細は割愛してしまうが、その業者の詰めが甘くこちらは契約書に判を押したのに流れてしまった事があった。

 さて、今回の業者はとにもかくにも、ビックリするぐらいの輩。お父さんが避けてきた巷の仲介業者とは、その種類も量も違う。

 この業者は先方の親戚から頼まれて受けたようだが、「お客の為、そして自分の利益の為にも売りましょう」という感じは微塵もなく、「売れればいいし、売れなくてもいい。別に経費はかかんねぇし」と売主に対しても輩さがこちらに伝わってくる。業界の慣例は無視、法令も違反する。

 その親戚は、過去に取引があったか何かじゃなかろうか、頼んだだけで諸々よくは知らなさそうな感じだった。売主本人は当事者ながらもっと分からずでその業者任せ。二人共ご高齢だからなのか気が付かないまま、もしくは面倒なので気づかないふりをしているのか。

 このブローカー風業者にこちら側は相当振り回された。知古の業者氏が、責任が持てないかもしれないのでこの仲介を降りたい、という旨を吐露する程だった。これらの事を書くだけで一週間は余裕でかかりそうであり、書きながら不快さが蘇ってきつつあるのでこれも割愛させてもらう。

 いずれにしろ、こちらの都合は一切通さない。しかし、しかしながら、知古の業者氏を励ましつつ共に粘って食い下がった。

 すると、向こうは面倒臭くなったのか降りてきて、2,000万円で提示してきた。ここが潮時、これで手を打つか買わないかの二択となり、悩みに悩んだ挙句、やはり買付る事とした。一般的な物件なら、絶対、何が何でも買わないのだが…
う~ん…