家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

お父さんの家さがし方法

 いくら「信用」できそうな仲介業者と出会えても、やはり「信じて頼る=信頼」は過度にしてはいけない。最終判断は、やはり自分だ。

 お父さんが世話になった知古の業者氏は、
「全て偽り無く」正直に話をしているかと言えば、お父さんはそうは思っていない。
 重大な不告知(=違反)に該当するかははっきりとは分からないが、少なくとも取引のスムーズな成立の為として、自己処理をしていたり、または隠している事がある、という可能性はあると思っている。

 その為、場合や内容によって、
宅地建物取引法を学んだり、過去の判例を調べたり、法務局に行ったり、近隣調査を行ったり、などと自分で行える事は行ったつもりだ。
 その結果、想定できうる問題が起こっても自分で処理できるぞ、等と判断して取引をしている。ハナから「信用できる業者でも、信頼は自分」という姿勢だ。

 その上で、実際に家さがしではどうしたかと言うと、3通りである。

○地元業者:地域が決まっている場合

 地元はやはり地元業者が強いだろう、と複数社に声をかける。

 

○その他業者:元付業者(売主から売却を直接依頼されている業者)の場合

 元付業者は、売主の事や物件を直接知っている。さらに、仲介手数料を売主と買主両方から得られるので、成約欲が強い。
 という事で、検討物件の元付業者とコンタクトが取れる場合は、直接打診。

○知古の業者氏:ネット検索物件&元付業者対応

 物件検索をお願いしつつもマンパワー的には難しいので、お父さんがインターネットで条件を絞って検索し、簡易調査をする。現地臨場や交渉をしたい段階になってようやく買主側業者として立ってもらった。
 また、元付業者と直接交渉が出来る場合でも、それに不安や懸念がある業者や物件の場合は、介在してもらうようにした。

 知古の業者氏に限らずだが、
初期の段階では目ぼしいと思われた物件を一桁数は紹介してくれるが、こちらの眼鏡にかからず却下していると、音沙汰がすぐになくなる。仲介業者も暇ではないので見切られる。

 お父さんはお父さんで、厳しい上に独特の条件があったりする為もあるのか、
的外れと思える資料がよく送られてきて、それにちゃんと返事していたので結構手間がかかったりする。見切られた方が、こちらから断る手間が省けて丁度良いと思う事がほとんど

 前に述べた「仕事が早い」等々顧客志向だとうそぶき、実際は
こちらの意向などは考慮せずに、とにかく成約させる為になりふり構わず客を型にはめようとする、とても堅気とは思えないけど業界では大手の会社がある。
 問題は、こういう会社と分かっていながらも、お父さん個人が直接コンタクトを取らないと話が出来ない物件があったりで、案の定、不快な想いを被ったり…

 そんなこんなの家さがしは3年ほどだっただろうか。
その過程で紆余曲折した事も伝えておきたいと思う。