家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

仲介業者ってこうだ! -個人店-

 「仲介業者は信用するな!」というような内容を書いたが、皆が皆、ではない。

 テレビコマーシャルを打ち、少し大きな駅前になると必ずあるような、知名度がある看板を掲げる系列・加盟店は完全に割り切って接すべきだが、そうではない宅建業者はある。

 その中で、
お父さんならこういう所だ、と思う業者さんがいる。
 それは…
・どこかの系列や加盟店ではなく、独立した看板を掲げている

・駅から少し離れている

・一人、二人などごく少人数運営

・社長の年齢が少なくとも40代以上

・営業年数が10年以上。少なくとも5年程度以上。

 

 お父さんが投資なり自宅なりでお世話になったのは、まさにこういう業者さん。きょうこは、物心がついた年齢になってからも何回も会っている。

 不動産仲介業の離職率は、やはり高い方のようだ。

 前述したように、まっとうに、誠実にと思う人程、会社と客の板挟みになるだろう。また、歩合やら休日などの待遇面はもちろん、評価や従業員管理などでも、経営者は客だけでなく従業員に対しても厳しいという話を聞いたりもする。
 それらを乗り越えて独立した人の中には、自分自身で荒稼ぎしたい、という人もいているだろう。しかし、そういう人で先の箇条書きのような店を構えている割合は多く無さそうに思われる。

 箇条書きのような店を構える人は、
従業員時代に成績も一定以上ある、平たく言えば「やり手」「出来る」の部類。かつ、一国一城の主としての自負なり自尊心なりを持っていると思われる。
 要は、仕事のスキルはもちろん、人脈なり情報なりを持ってそれらを活かしながらも、自店の継続性の為に間違った営業や取引を避ける為、客としては「信じて任用=信用」ができると思う。

 もちろんこういう業者なら大丈夫、と一概には言えない。とんでもない店、とんでもない奴はやはり存在している。相手と笑顔で話をしながらも、アンテナ感度を高め、自分で感じ、判断する必要はいずれにしてもあるよ。

 一つ書き忘れていた。
先の箇条書きに当てはまるとしても、60歳をはるかに超えるおじいちゃん社長は、気を付けた方が良いと思う。

 ITが使えない、という点はお父さんが困ったところだが、
二人がこれを読む頃のおじいちゃん社長はあまり問題ないかもしれない。
 しかし、「仕事の遅さ」「商慣習(自分の慣習)が強くて融通が利かない」「物忘れ、言い忘れをする」というマイペースさ(?)から、客側に思いが及ばない害を被らせる場合があるし、実際にあったのだ。

 

 時代が変わっても人間は変わらないと思うので、二人も留意して欲しい。ただ、これらの問題を回避、許容できるなら、欲張ったりがっついたりしていない方が多そうな分、おじいちゃん社長は頼りになるかもしれないが。