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家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

後世への選択肢 -2-

家探し:条件

 「資産的な面でも良い家」という事も、というかこちらの意味合いを強く考えていた。

 一般的な収入だと、
年収の5倍や6倍か或いはそれ以上の価額の新築住居と土地を得る事は、一世代で一軒が精一杯かと思う。昔々はよく知らないけども、お父さんの生きるご時世の周りの人達は自分の代の為だけの家を取得しているように思う。先代が建てた家があっても、そのまま引き継がずに解体したり新築に近いお金をかけて改修する話は多い。

 これは、
日本の歴史から来る住宅建築の問題点だと思っているが、色んな意味で家の寿命が短命なのだ。これについて書き出すと長くなるのでここでは割愛するが、要は一世代で一軒は勿体ない。

 お父さんとお母さん、そして二人の二世代で考えた時。
お父さん達世代で3千万円をちゃんとした家に使ったとして、家を引き継いだ二人の内一人が、改修等に1千万円で済んだとしよう。ならば、各世代で3千万円を使う親子よりも多額のお金が浮いてくる。
 簡単に書いたが、
この浮いたお金を自己の為や自分の家族の為に使えば、経済的な面だけでない優位さが産まれる、と思う。世代を超えた「富の蓄積」である。

 二人の将来の仕事や伴侶とかの要因で、
土地家屋を引き継ぐ事は難しいかもしれない。だけど、「選択肢」があるのとないのでは雲泥の差ではないだろうか。代々の故郷も、受け継げる資産もないお父さんだけの「隣の芝生が青い」考え方かもしれない。だが、この考えは今の家に住む事で強くなった。これはまた後にじっくり書く事になるかと思うが。

 当初から漠然とながらもこの家さがしを、
一代で成すには難しい一般的な人間でも、世代を超えて行けば経済面でも精神面でも裕福に成り得る機会と捉えた。その初代として、「選択肢」を残してあげられるようなものに出来ればなぁ、と考えていた。

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