家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

設計・施工・伝統構法

建材部材の調達労力

購入か自作を迫られたものの、自作可能かの検討が不足しているお父さん。外国有名企業製で似た仕様の物も見受けられたが、詳細は不明。しかも、とんでもなく高額。で検討外。さて、どうしようか。夜な夜なインターネット検索の日々を過ごしていたある日、検…

人類の優れた発明品

採用した換気扇が、外壁に大きな箱を付けるこの仕様になった理由も書いておこう。 当初検討していた換気扇は、違うメーカーの壁付と天板付の二種。壁内や天板下部の違いはあれど、いずれも大きなダクトを設置した上で、吸気口よりも下方の外壁にファンを取り…

頭上の事

百年後にあるか分からない設備云々を言うならば、キッチン天板も床漆も薪ストーブも同じだな。二人の時代でも使っているかもしれないから書くか。孫世代以降はそういう設備があったのかと思って読んで頂戴。 現代のキッチン換気扇はコンロ上方に設置される仕…

百年後に換気扇は有るのか否か、それが問題だ

唐突だけども、これを書いているのは平成28年、西暦だと2016年。なので、百年前だと大正5年で1916年。第一次世界大戦中の頃だ。現代からすると大昔の感がある。当時の人からしても現代は驚く事が多くなかろうか。科学技術も然り、庶民の風俗も然り。 他方で…

ほったらかし作業の着手

キッチン天板漆塗り施工への邁進にて、ほったらかしにしていた施工。それらを進めて行く事にする。 その一つ、キッチンの換気扇設置施工。換気扇はかなり前から現場に邪魔的鎮座。漆施工中断、及び台風襲来に懲りて壁を造っておこうと思った次第。本施主施工…

やっとの石膏ボード施工

鉋が終わった柱を建てる。当然ながら天地が決っている。柱の上には既存鴨居、下には根太等々があるという事。よって、またもや斜めにして建てるので色々無理が出るわ、手間が掛かるわ。 当該柱の足元直下には束がある。その上に大引、さらにその上に根太があ…

天板巾木を作る

隙間を錆漆にしようが、天板設置基準をどこに置こうが、巾木材自体の施工法は壁面への後付けしか考えられなかった。 天板設置前に巾木が付いていると、天板を斜めにしながら行う設置作業が不可能だった。天板を嵌め込めないか、巾木が天板から破壊の上で外れ…

ディティールに神が宿る、らしい

さて、何故、漆塗りが終わっていないのに天板本設置を急いだのか。何故、天板と壁との取り合いを壁面基準にしたのか。それは「天板巾木」を取り付ける為。 天板巾木。普通に言うなら天板奥側の立ち上がり材か。天板上の水が壁に回らないように立ち上がってい…

美しさも金次第

ようやく精度はイマイチ品ながらも埋め木作り終了。いざ埋めてみる。 まずは死節や抜節部を特定。 座ぐりする。 埋め木にボンドを付けてはめ込む。 そして奥まで叩き入れ、その後にヤスリ掛け。 至って簡単。と思いきや案外そうでも無い。そこそここれまた悪…

後は俺に任せろ

本命なのは定尺か。そもそも定尺で考えていたし。設計図も定尺張りで書いてるし。 2m材の一般サイズの定尺にしなかったのは割安になるから。根太問題があるので、長尺材の方がそれを抑えられるのではないかとも。そして、幅広い上に長尺というのはそんじょそ…

フローリング材の張り方検討

床板割付図の作成着手。この手の事は極力避けたかった。漆塗布までに時間が無いから、では無い。まだまだ先の施工の事を、この機会に決定してしまうからだ。 まだまだ先となる床板施工経験値が一定以上あれば、現時点で計画を立ててもその通り出来るだろう。…

「怒りスイッチ」再活用

古民家先輩は初めてのフローリング施工。それ以前に、初めての施主施工でありそもそも全く畑違いの学校を卒業され、職種も全くほど遠い。なので、思い付きか真剣かはさて置いて、提案する事自体をお父さんは悪い事だとは思っていない。先述したように、知ら…

漆の工程問題

貼ってから塗る方法を採る気にならない理由はまだある。「塗り工程」の問題だ。 漆の硬化条件は温度が25℃以上、湿度に至っては90%以上にもなるとの事。これは各記述によって差はあるようだが、大体が中温多湿環境が必要そうだ。以前にも少し触れたが、日光…

現場感覚

古民家先輩のお父さんへの床板の漆施工提案。良いと思うのなら自己責任でやれば良し。実際にどうやって施工するかは自分で考えろ。嫌ならやらなければ良し。提案するだけならタダ、良かれと思っての好意で厚意な行為だってんだ。 彼がそう思ったとしても全く…

一世代の割り切り

「塗り直しメンテナンス」はどうなのだろう。 亜麻仁等の油塗料だと、当初は一年毎、暫くして二年毎、それからは三年以上毎、ゆくゆくは縁甲板のような風合いになって放置、かな。ああぁ、面倒臭いしやりたくない。塗布面積からして、家具移動等を含めて二人…

綺麗な漆床で死にたい

では、塗料としての「性能・性質」面はどうなのか。 一番比較しやすいのはウレタンと思う。ウレタン仕上げの床板材は前住居で体験済だ。無垢材床板の保護を最大動機として、前住居での前施主施工時に採用した。 この比較で問題になるのは、触感、肌触りかと…

床板漆施工への投資意義

信州現場からお土産を頂く。古民家先輩が塗った漆板の端材だ。お母さんにこれを見せると、お父さんと同じような「ふぅ~ん」というような反応。彼の好意と投じた時間費用は残念ながら効果薄。この時点で「見た目」要素は完全に無くなる。 彼の施工床以上の見…

不埒な助っ人

古民家先輩からの漆教入信勧誘から数日、漆の事が頭から離れない。仕事をしていようが、施工をしていようが、食事をしていようが。よく分からない物を頭の中だけで考えても、大した答えなど出ない。だけど夢にまで出来きた。 この時点でこりゃ駄目だと彼に連…

昔はブイブイ言わせていた

さて、彼とのこの事と、漆提案の無碍な却下が出来なかった事と何が関係するのか。 理解されないだろうが、お父さんは感情移入していたのだ。 彼は自分の矛盾等を承知していた。それを開き直っているのなら馬鹿者に過ぎないが、葛藤や苦悩をしてきただろうし…

理想と現実との衝突

それほど腰が引けているのなら断ればいいじゃないか、と思うだろう。誤解しないで欲しい、断ろうと思えば断る事が出来る男だぞ、お父さんは。ただ、説き伏せる術と姿勢が弱かったんだなぁ。 何度か書いたユニットバス施主施工というものは、彼に勧めた事があ…

「漆教」勧誘

キッチン天板の漆施工について話を進める前に、床板仕上げ材についても触れておかないといけないなぁ。文量が多くなるわ。大人のたしなみ、そして親として書きにくいわ。そんな迷いがあるものの、この手記の性格上から、そして今までの内容からしてもこの件…

ミーハーを踏まえた差別化

では、天板は木地で行くとしても漆でなくともええんじゃないか、とは思わなかったか。はい、あまり思いませんでした。 漆に匹敵する塗膜材となるとウレタンがあるようだ。漆について調べている過程で、ある木工家の方のブログに行き着いた。その木工家の方は…

漆 vs ホーロー

さぁ、いよいよキッチン天板へ漆塗りを行うのだ。本構想準備期間は一年強。施工なんかの行動や結果もだが、そこに行きついた計画等も大事と考えるお父さんにとって、その期間に触れない訳にはいかない。 何故、キッチン天板に漆を使う事にしたのか。それは以…

トップダウンの強権発動

思考の散乱が止まらない。施工者思考はいつもの大工職ではなく指物師、いや、木工職。そして漆塗師が初登場。ただ、木工職は日曜大工レベル、塗師に至っては未経験者。それならそもそも塗師じゃないやんか、という奴まで大きく口を出すのだから始末が悪い。…

貧弱体制

さて、何が問題か分かるだろうか。 お父さんやお母さんの乱心行為とかが無ければ、二人はキッチン天板は日常的に目にや手にしているはず。 その天板、反り止め桟を除いた正味のタモ天板のみの重量は凡そ50kg台半ば程。コンロとシンク設置の為の穴開けをする…

工程の躓き

それらを解決して施工が始まってからも、様々な課題が見つかる。事前に網羅する事など不可能。だからこそ建築業界は経験則のどんぶり勘定。二人が建築土木やその周辺業界にいない場合、そのいい加減さにちょっと驚くかもしれない。だからこそ改善の余地等が…

施主施工の不透明さ

蟻桟の通り道を埋めた事で板材として完成。ようやく、寸法切りの上でL字型にする為の接合部を粛々と加工。埋めた上でのこれら加工、2時間か3時間程度だったろうか。 一山超えた。そして、新たな大問題。長尺板と短尺板をどのようにして接ぐのか。正確に言う…

「自然素材」って何?

そして、もう一つは「自然素材」だ。これについても、考えてしまうと悩んでしまう。何が何をもってして自然の素材なのだろうか。 石油製品であっても、地球にある物から作られたのだから「自然素材」だ。屁理屈に聞こえるだろうか。では、これを否定してみる…

「古民家」って何?

一人称を「お父さん」に戻してそろそろ次の施工の事を書こう、と思っていた。 しかし、寄り道をする。時間差があって現時点で行っている作業は、後述するがとても単調単純だったり流れ作業だったりする。こういう作業をしているとあれこれ考えてしまう事が生…

「出来なければ言って」

おじいちゃんが機械いじりやメダカとツバメとスズメと戯れていたのは、何もサボっていたからではない。先にも書いた通り、キッチンの設計と施工停止が全体の施工を止めていたからなのだ。ここを止めたまま他を進めると全てが中途半端になる。何より、後述す…