家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

施工:薪ストーブ

建材による文化圏の違い簡略論

ところで、設計図書目的でもあるこの手記だけに、チムニー外壁仕上げ材の石灰モルタルの事について触れておこう。 石灰モルタルとは、別名か本名かは不明だが西洋漆喰とも称されるようだ。何故かモルタルという言葉が入っているが、セメントと砂とは関係が無…

「別にいいや」

施主施工をしているのは、平たく言えば節約の為。それだけでは施工品質を長期に維持する事は困難。まぁ、良し悪しとかのレベルではなくそういう事なのだ。チムニー施工はその凝縮。 先に掲載したチムニー内部写真。そこに映る内壁はケイカル板。煙道火災に備…

無根気の影響

瓦屋根取り合い部の板金さえ出来てしまえば雨仕舞は簡単だ。安物防水紙を巻いてタッカー止め。チムニートップだけだとビニール養生でもそうは吹き飛ばされない。暗雲襲来の中、急いで終了。 このアスファルトルーフィングと板金との重ね代は、全方位では無か…

ハンダを舐めたら火傷した

さて、届いた「リン脱酸銅板0.4㎜」。略して「銅板」。開梱、まぁキレイ。10円玉にサンポールを付けたCMを思い出す、二人は知らんだろうが。 これをチョキチョキしてカンコンカンコンしての部材作り。これで午前中一杯。時間を要し過ぎ。この時点で、予定の1…

情報化社会での価格

屋内に雨が降る様な事態になったのは、ひとえに雑な雨養生が故。では、何故雑にしたかと言うと、チムニーの雨仕舞施工がもっと短期に終わると読んでいたから。その為に倒木処理作業の予定も入れてしまった、屋根に穴が開いたままなのに。何の工期を読み違え…

屋内に雨が降る

家屋に明るさを取り入れる。これに一部の設計者の方々は日夜奮迅されている。土地は狭いわ、施工費は高いわの日本の新築家屋において、一つの解とされていそうなのが、中庭。そこに樹木を置くと、採光だけでなく緑も屋内に得られる算段との事。密集地の余裕…

室内明るさ考

それを経ての野地バラ板の切断、そして開口。すると、母屋二階が見知らぬ空間になった。明るくなったからだ。この前後の違いには驚いた。 家の中は明るい方が兎に角善。そう考える女性は多そうだ。家探し初期の頃のお母さんも例外なく。 昨今の戸建住宅は庇…

墨汁から高層ビル、杉皮から邸宅

前述したチムニー骨組みを設置する施工を開始。屋根に孔を開ける施工、とも言う。そういう当施工において、と言うか夏休みの宿題の貯金箱製作だろうが巨大タンカーの造船だろうが、手作業工程がある造作物にはまず墨打ちが必須。肝要な作業の一つだ。数百億…

板金材検討

板金施工と決まっても、どんな板金にするかも考える。 屋根の板金と言えば鉄。鉄と言っても、今時は鉄板を使う事はあまり無い。ガリバリウム鋼という、あれやこれやメッキされて防食性を高められた物。 これが出てくる前の昭和後期以前に板金屋根と言えば、…

屋根のお勉強

そんなこんなで構想から三年、探検さんご来訪キッカケ発注の部材調達から一年。チムニー施工にようやく、ホントによーーぉやくの着工。たかだか一つの住宅設備だが、薪ストーブがブログのネタになる世の中。お父さんはまだ未使用者なので、そこら辺の熱い気…

チムニーの価値

自分を超えてしまう施工。チムニー施工はこれに該当すると思う人は、お父さんの体感する限り全員。そりゃそうだ。屋根に穴を開けるんだから。 以前書いた事だが、チムニー施工一択提案する薪ストーブ業者があった。チムニーではなく煙突直出し法は嫌がる嫌が…

チムニー施工着工

そんな我が家の薪ストーブ施工事情。平成28年のシーズン開始頃には設置出来ているかも、と年初では思っていた。真夏でも無ければ真冬でもなく、秋の気候が良い頃に屋根上に昇って施工しよう、なんて。まぁ、見事に外れ。廻りのユーザーの方は10月に稼働させ…

意匠センス

素人多能工の施工話はまだ続く。次は薪ストーブ炉壁の周囲見切り材取付。既に貼ったケイカル板、そしてこれから貼る石膏ボード。このままだと貼っているだけの状態。それをそれなりの見た目に収める目的。 このような「端」とか「際」とか「縁」とか。お父さ…

怒り心頭

お次は、目地埋めだ。 目地埋めには、目地モルタルという専用材料がある。目地の役割については以前に触れた事があるが、躯体等の動きによる本材の破壊が起こらない様にというものもある。お父さんは本施工にて初めて知ったが、目地に普通のモルタルを使わな…

不甲斐なさ一杯

いざ本番。お母さんはモルタル作り係でお父さんは貼る係。 全く持って時間が読めない。まずモルタルの塗付て盛る、そしてタイルを置いてゴムハンマーで密着させながら貼り位置調整。書けば簡単だが、恐らく最後の位置調整に手間取るはず。想像が付かない。 …

ビビる作業

炉床枠の摺漆完了したけども、手を付けずに置いていた敷瓦の施工を行う事にした。 キッチン天板漆塗り施工の為に直接的にほったらかしにしていた、という箇所では無い。この上部となる土壁への漆喰塗りが終わっていない。さらにその上部、煙突施工が終わって…

摺漆初完了

次、と言ってもこれはほったらかし作業では無い。キッチン天板漆施工中断前に行っていた施工の事。それは、薪ストーブの下がり炉床の廻り枠への漆施工。 以前にも書いた通り、この枠は捨て床板にビス留めしている。その後、床板を漆仕上げする事になった。と…

セルフシンキングでセルフメイクしてセルフレベリング材施工

枠が出来た事で、石膏を流し込めるプールが出来た。ただ、今のままでは捨て板から石膏がじゃじゃ漏れ。石膏の水分を捨て板が吸ってしまうし。そこで、アスファルト防水紙を敷き込む。 以前にも書いたが、下地となる捨て板と石膏との接着には必要性を感じてい…

お父さんの長文度=約31.5倍

出来た炉床枠の取付方法。「周囲の床とのレベルを合せる為、木片パッキンで高さ調整。その上で枠を捨て床板にビス留めした。」 句読点含めて45文字の説明で終了する作業だ。最も必要なのはビス留めした事。これさえ記しておけば、二人や将来の子供達は困らな…

既存材の継続使用と解体材の活用

炉壁が出来た事で基準が出来た。何基準か。炉床の大きさの基準。 という事で、腰の痛さが和らいだ事もあり残りの捨て床貼をする。炉壁側捨て床板は貼ってものの、炉壁反対側の同板はどこまでの寸法が必要か確定出来なかった為に後回しにしていた。 この板端…

電気設備新設初施工

将来の子供達も自分で電気工事をしようと考えた場合の時の為に、平成の話でペーパー資格者のお父さんで参考になるかは分からないものの書いておこう。 スイッチ交換程度なら平成貨幣価値で数百円程度、所要時間は10分もあれば足りる。しかし、電気工事業者を…

ケイカル板レビュー

ケイカル板の取付準備は整った。ケイカル板一号は既にカット済。 さて、このケイカル板。この材について、薪ストーブユーザー諸兄はあまり触れてくれていない。いや、お父さんが気にしていなかったので読み流してしまっていたのかもしれない。頭の中で「石膏…

寒い中でのヒートブリッジ対策作業

何とかかんとか縦胴縁を取付。この次、壁と縦胴縁との隙間埋め。隙間埋め材には、中塗土配合をした泥土を使用。土壁に泥土。相性は間違い無しのはず。 ただ、作業はそこそこ辛い。狭い隙間に泥土を詰めていく地味作業。それに加えて寒さがきつい。昼前でも気…

土壁にビス打ち

炉壁天端見切り材の取付は、炉壁材の取っ掛かり作業。この炉壁材に使用するのは、仕上げが漆喰、下地は化学的な感じの材。その名は「ケイ酸カルシウム板」。略してケイカル板。 炉壁炉台について調べていると、かなりの割合でこの材が使用されている。穴が開…

伝統構法古民家の施工心意気基準

この家の左官職の腕前を許容する甘いお父さんなのに、探検さんや古民家先輩は厳しそうと言う。心外だ。 大工職探しをしている頃。大工職の一人親方のブログを見つける。 元々は建売大工、お父さん流に言うと建売組立作業員であり、それなりの稼ぎがあったと…

伝統構法古民家の寸法基準

炉壁施工の本格開始。炉床より炉壁を先行させるのは、炉壁を基準として炉床の形状を決める為。炉床と炉壁の施工は順繰り順繰り。 炉壁を設ける為の基準を探す。 土壁は勿論、柱からも基準線が取れない。柱以外からも同じく。こういう家だから2Dではなく3Dで…

薪ストーブへの外気導入

お母さんに防虫金網設置作業をお願いしたのは、お父さんがこの金網を使うタイミングだったから。お父さんが行ったのは、薪ストーブ吸気口の防虫金網設置作業。 お父さんは思った。薪ストーブを使うと空気が要る。ストーブ周囲の既に暖まった空気が燃焼の為に…

薪ストーブ発注:家屋内搬入ミッション

平成27年11月某日、探検さんご来訪。ご用事にて東京から西行、その行程を延長されてのお目見え。最大のミッションを出し惜しみせず、早々に決行。 ミッション内容は薪ストーブ本体の母屋内搬入。 駐車場保管のストーブを母屋まで持ってくるのは、耐荷重200kg…

とりあえず薪置き場造作完了

メッシュ袋による薪乾燥保管、としても傾斜地の整地作業は必要。と言っても、竹の根が絡む穴掘りよりかはかなり楽。幾つかの伐採済み竹を根から撤去する必要はあったものの、必要量が違う。切土による撤去土は盛土に使い、盛土の土留めにはやはり竹使用。舗…

薪使用量の見込み違い、あの苦行の日々のトラウマ

箱根の向こうのプロの薪ストーブ業者氏曰く、お父さんの見立てと違い、竹製薪棚分では一年分程だとの事。お父さんは、平均25kg/日で稼働150日と想定して3750kg/年。竹製薪棚6つにはおよそ5t強収納。2年乾燥前提なのでちょいと足りないが、様子を見て1つ2つ…