家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

施工:母屋床

棚式簡易漆室造作

この床板漆塗り施工。長尺材の塗装作業の場所としてはどう考えても無理がある。埃が舞う事が一つ。だが、これは無視する。将来の施工後塗り直しでも条件はどうせ同じだし。問題は硬化の為の置き方法だ。理想としては、一枚一枚をバラで立て掛けて置いておけ…

床板馬鹿塗り

いよいよ床板への漆塗布。ここに至る迄は長く、ここからもまた長い。 まずは、木地へのヤスリ掛け。埋め木の平準も兼ねているので、強力なベルトサンダーを用いての120番と240番の二度掛け。ただただ掛けていく。ただただ。これだけで三人工弱は掛かっただろ…

板からの学び

時は少し遡りまだ精根尽きる前。母屋一階床板の追加発注分が納品される。 節にあまり悩まされたく無い。節を無視して塗ると、そこに漆が溜まってしまうと固まる迄に相当時間を要する。はたまた固まらず。キッチン天板下地塗りでこそぎ取った未硬化漆を、塊状…

もう施主施工なんてしない

床材寸法切りの流れで加工を継続。床材問題の大きな懸案がまだある。例の如くの漆塗り。時は盛夏。早くしないと漆塗布期が過ぎる、とは漆の作業条件と硬化条件は別物とはまだ気が付いてなかった頃の話。焦り気味で加工を実施。この床板加工は、埋め木作りか…

美しさも金次第

ようやく精度はイマイチ品ながらも埋め木作り終了。いざ埋めてみる。 まずは死節や抜節部を特定。 座ぐりする。 埋め木にボンドを付けてはめ込む。 そして奥まで叩き入れ、その後にヤスリ掛け。 至って簡単。と思いきや案外そうでも無い。そこそここれまた悪…

中学生日記

お父さんは中学生の頃、漠然と進路に大学を置いていた。周囲の仲良い友人達は就職か専門学校か、と言う中では少数派だった。 大学なんて無駄と当時は言っていた理不尽さ溢れるお父さんの父親との確執が高まる中、それでも逃避行せずにグレ切らずにおれたのは…

「Senzo blog」

で、残念ながら後悔が発生。覚悟はしていても実際に起こると嫌なもんだ。 埋め木を作る。そう思うに至ったにしてもどう作るのか。製品の埋め木は、丸い形に対して木目が同心になっている。枝から作られているようだ。その意義は、枝の活用と言うよりも見た目…

価格の不明示

すだれ張りに決定した事から材の必要寸法が見えてきた。最長は3.95m、最短は0.07m。そしてその他複数種。こうなると、節を避けた材料取りが出来る箇所と出来ない箇所が生まれる。最短材等は容易に節を避けられるのに、わざわざ節入り材にしようとは思えな…

フローリング材の張り方検討

床板割付図の作成着手。この手の事は極力避けたかった。漆塗布までに時間が無いから、では無い。まだまだ先の施工の事を、この機会に決定してしまうからだ。 まだまだ先となる床板施工経験値が一定以上あれば、現時点で計画を立ててもその通り出来るだろう。…

床板等級大混乱

特一等材の思惑外れ。荷揚げ後の母屋二階にて、節の多い材を見て流石に立ち尽くすお父さんとお母さん。どうしたもんか考えるも解は出そうに無い。荷揚げ時に見た限り、節具合にはかなりバラつきがあった。現状把握して選り分けてみようか。 重量は10kg強程度…

トップダウンの強権発動

思考の散乱が止まらない。施工者思考はいつもの大工職ではなく指物師、いや、木工職。そして漆塗師が初登場。ただ、木工職は日曜大工レベル、塗師に至っては未経験者。それならそもそも塗師じゃないやんか、という奴まで大きく口を出すのだから始末が悪い。…

低炉台仕様の床組のお値段

そんなこんなで、薪ストーブの炉台の床組は完成。設計は除き、手戻り作業分を含めると8~10人工程度だろうか。地面に寝転がり土埃にまみれようが、数字で書くと何ともあっけない作業に感じてしまう。 → 寸法間違い、並びに設計ミスで刻み間違えた束に据えら…

軟弱男と怨念女の釘打ち

さて、床組に関連した事でもう一つ。 大引兼根太は刻んで組んでいるが、その他の大引や根太は金物留めにしている。揺れに対する「しなり」や「うねり」を鑑みると全部釘にしたかった所だけども、ビスもそこそこ使った。釘が非常に打ちにくい箇所もそう。解体…

白蟻じゃないよ、キクイムシだよ、食い跡だよ

背骨に当たるような大引兼根太を組んだ後は、その他の大引と根太組みに取り掛かる。 お父さんのこの箇所の施工方法は根太先行。周囲の根太を差し引きして床基準とし、それに合わせて根太を、その根太に合わせて大引を、その大引に合わせて束を、という具合。…

言うならば、「炉台の背骨」施工

平成28年の施工開始。昨年末の束石施工続き、薪ストーブ炉台炉壁を支持する床組を造りたい。具体的には束と大引と根太の施工。さぁ、どう造る。どう造ろう。混乱。脳内だけで考えてもまとまらない。紙に書いても細かい所は詰められず。仕方あるまい、現寸取…

木を刻む小学校女児

大引、と言うのか床梁と言うのか。大引きとしておこう。この刻んだ大引は、上方からストンと落とし入れる。これしか思いつかず。よって、大引を取り付ける為の雇い実、これを取り付ける為の穴を柱に刻む。まだまだ終わらない。 雇い実の柱側と大引側共に込栓…

「巾木」と「雑巾摺」の違いを学ぶ

鉋掛けを終えた材を刻んでいく。製材の際の挽割りがあまりよろしくなく、不細工な箇所が隠れる位置に配しつつの加工。 取付方法は、雇実込栓留め。この材に取付けるのは、根太3本とフローリング材。フローリング材が入る長い溝と、この材の天端間は結構空い…

「鉋道」:再生・仕込試験結果

探検さんが板剥がし作業をされている時、お父さんも作業をしてますよっぽい風に映りそうな作業を探して行った、太鼓大引材製材。これに背割りをしてみて天然乾燥していた。 鉋再生が一先ず出来た事や他の作業の段取り上から、一本だけ仕上げて施工する事にす…

天空の鉄塊 チェンブロック

さてどうしたものか。悩んだ挙句、チェンブロックを初出動させる。恐るべき物理法則力で天空から重量物を制覇する恐怖の鉄塊だ。踏み石等の移動や薪ストーブの搬入と、猪や鹿などの四足解体で使う、という事で過剰設備投資にならないと判断して購入しておい…

頑張っても動かせないというモノがある事を知る

荒壁が終わり、まだ大斑直し練習をしていない時点。次の施工は何をするか。大斑直しの練習箇所のキッチン新設壁の土壁は未乾燥。荒土の置き場は荒土プールで暫く固定使用。置き場所問題は無し。という事で、材木使用をするべく検討する。 この時点で搬入され…