家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

建材:木材

1.5㎜強事態発生による緊急家族会議

見習いスナイパーとしては、いや、今後も床張りする施主施工者としては、何故にこんな事態になったかを検証する事は大事と考える。 無垢板フローリング施工においては板毎に隙間を設ける。木が動くからだ。実際、製材されてから年単位で置かれた当材の一部は…

1.85m精密射撃

床板施工前にすべき事をやってみよう。まずは、奥玄関上框廻りの穴塞ぎ。見えない所は塞がれていない。 もしかして通気の為なのかもしれないが、大玄関の同様の箇所にゴキが逃げ込む事度々。逃げて行って二度と戻って来ないなら開けておいて良い。だが、決し…

石膏板と漆板

第一期と言うか、第一工区と言うか、母屋1階西側の上下水管施工は浄化槽接続を残して終了。これで心置きなく壁施工をするぞい。という事で石膏ボードを段取り。 この施工では取り立てて書く事は無い。石膏ボードは気楽なもんだ。下手をこいてもそこらで数百…

うねった精神を施工で矯正

上水管が設置出来るまでには造る。そうなると、食洗機設置棚周辺の他施工も必要となる。すぐさま本命に取り掛かられない。なので、非常に億劫だったのだがもうヤルと決めた。 まずヤル事は、食品庫の壁の造作。食洗機をやるのに食品庫。そうでないと、重量物…

羽目板 嵌めまくり

この写真は何の部材か。これまでの話の流れを踏まえて分かるようだと、お父さんより施工か設計センスがあるんじゃないか。 電気設備設置用ニッチを造作した事で、必然的に覚悟が出来た造作工事がEPS。腰が重い施工の一つだったが、勢いが止まらない内に進め…

土壁仕上げにニッチ

施工に話を戻すと電気管工事は落ち着いた。この次にしたい事、先の上水管施工にての漏水試験。ちゃんとしてれば上水管施工は簡単、と言えどもミスはある。お父さん、自信は有っても過信は無い。施工、だけではないがミスなんて山ほどある。接着剤がちゃんと…

隅から隅まで設計監理監督施工する施主の叫び

あれこれ考えた上、根太先行施工が良と決定。ちゃんと設計していなかった事から、既に設置していた木部をはつったり、ここと絡むトイレ内階段の設計を進めたりとすんなりとは進まない。そんなあれこれしながら根太取付。 ただ、これを書いている時点でもまだ…

お母さんも小便を立ってすればどうか

さぁ、トイレ小窓をどうやるかに戻る。 この施工の何が一番嫌かと言うと土埃とかではなく、外部仕上げが黒漆喰だからなのだ。黒漆喰と書いたが、明らかに塗装膜があり、と言って他部の黒漆喰の断面を見たら白漆喰と黒塗装膜の境が明確ではなく、正直な所よく…

蜘蛛の巣と設計

現在の施工目的は、左官に備えた亜麻仁油塗装。南側縁側は達成。次はトイレ周辺に戻るが、ここで迷い発生。塗装を要する箇所である化粧木工事が全て終わっていない。それは、トイレ小窓の木枠部。 かなり以前に書いたと思うが。 窓があるトイレを所望してい…

謎の木紛

改めて古色塗り直しをした数週間後。ある部位の孔から木粉が垂れ落ちている事を発見。場所は、リビングと薪ストーブスペースとの間、欄間垂れ壁上部にある曲り梁の中央上部付近。 この梁の樹種は、用途と形状からマツじゃないかと思っている。以前に書いた、…

配線計画が無い事のツケ

現場置き建材消費を進めて行く。目下の所、使い易くて邪魔なのは胴縁材。よし、壁を造ろう。そう思って始めたものの、合間作業としてはややこしい壁。 ダイニングとトイレを仕切る当壁の北側は、壁掛けテレビ設置予定箇所。電源供給と電波供給が必要。南側は…

横短材回転

はい、次。東半分側の腰壁の横材を入れる施工。こういう材の名称って何と言うのだろう。「腰壁天端材」でいいか。この材についても不甲斐なさに見舞われる。 柱は購入材を使用したが、当材は材確保から。どうにもこうにもストックに良材がもう無い。本当に良…

十字材回転

計画は出来た。いざ実行。毎度ながらの木材回転入れ。素直に普通にガツンと柱等を入れたい所、そうは問屋が卸さん改修工事。あれやこれや考えた挙句、当該箇所の東西を分ける柱は上部をホゾ、下部は雇実とした。 上部を中心として回転差しの上、最後に下部を…

社会の役割分担による専門化等の有難さ

この年、農家の方から罠にかかった猪肉を分けてもらう機会があった。きょうこは覚えているかもしれないな。 猪は、我が家でスーパーで買うレベルの普通豚と違う。噛み進めると口に入れた最初に感じた調味料の味の向こうに、これが肉だと感じる味がやって来る…

チムニー施工着工

そんな我が家の薪ストーブ施工事情。平成28年のシーズン開始頃には設置出来ているかも、と年初では思っていた。真夏でも無ければ真冬でもなく、秋の気候が良い頃に屋根上に昇って施工しよう、なんて。まぁ、見事に外れ。廻りのユーザーの方は10月に稼働させ…

棚式簡易漆室造作

この床板漆塗り施工。長尺材の塗装作業の場所としてはどう考えても無理がある。埃が舞う事が一つ。だが、これは無視する。将来の施工後塗り直しでも条件はどうせ同じだし。問題は硬化の為の置き方法だ。理想としては、一枚一枚をバラで立て掛けて置いておけ…

床板馬鹿塗り

いよいよ床板への漆塗布。ここに至る迄は長く、ここからもまた長い。 まずは、木地へのヤスリ掛け。埋め木の平準も兼ねているので、強力なベルトサンダーを用いての120番と240番の二度掛け。ただただ掛けていく。ただただ。これだけで三人工弱は掛かっただろ…

板からの学び

時は少し遡りまだ精根尽きる前。母屋一階床板の追加発注分が納品される。 節にあまり悩まされたく無い。節を無視して塗ると、そこに漆が溜まってしまうと固まる迄に相当時間を要する。はたまた固まらず。キッチン天板下地塗りでこそぎ取った未硬化漆を、塊状…

気持ち抜き施工

さて、そんな貴重な薄板材が複数枚必要な箇所の施工、それは外壁。目下の所はキッチン新設壁の外側。 先に書いた通り、板材に関しては新たに購入するしかないと設計当初時には考えていた。しかしその後、現在は解体資材保管小屋、将来は物干し置き場予定地に…

施主設計、施主施工、施主調達

お母さんは、会社では営業という最前線の部署にて働いている。現場に行って稼いでくる部門だな。軍隊でいう所、歩兵師団だな。機甲師団やら空挺部隊やらもあるが、歩兵だな。陸上自衛隊で言うなら普通科小銃小隊が相当するのかな。その隊員の方だとどうか分…

記憶の喪失の中にあった素朴な不思議

はい、天板は設置されました。はい、巾木の漆は硬化しています。ではドッキング、とはいかないワンパターン。壁と天板の取り合いで北側は新設壁、とうに完成している。では、東側と西側はと言うとそもそも壁がまだ無い。はぁ、めんどくさっ。 と思った事は覚…

天板巾木を作る

隙間を錆漆にしようが、天板設置基準をどこに置こうが、巾木材自体の施工法は壁面への後付けしか考えられなかった。 天板設置前に巾木が付いていると、天板を斜めにしながら行う設置作業が不可能だった。天板を嵌め込めないか、巾木が天板から破壊の上で外れ…

ある種の仕事で仕込みは時間が掛かる事を理解出来るのはその同種の本職ぐらいで他種の本職は忘れがち

さぁ、キッチン天板を本設置するぞ。とはまだ行かない準備準備の日々。 同天板は壁と取り合う。壁は真壁。柱面よりも壁面が凹んでいるわけだ。この取り合いをどうするか二通り考えた。一つは柱面基準法。これだと壁と天板の間は木で細工して埋める。もう一つ…

連敗続き

キッチン架台の組立。ただただ組立。架台は三台に分けて組立てた。 理由を書いておくと、一人では持てないから。そして、二人でも持てないから。持ち運ぶ前提で設計製作していない。両端を二人で持つと、力持ちであっても壊れるように作られている。三台分割…

よだんだよ

壁も床も完成していない工程にて、何故に接ぎ板作りという木工的作業をしているか。りょうすけは無理だと思うが、きょうこなら覚えているかもしれない。忘れていても推察出来るかもな。答えは、キッチン架台製作の為だ。この頃のキッチン天板は簡易足にて宙…

ドラえもん待ち

大枚はたいて購入した自動カンナ。仔細は触れないとしたが少し触れる。 この機械に木材を挿入すると、その材が流れていって削られて出てくる。材を流すのは、材の通り道の上方に付けられた二本のローラーによる。このローラーで材を強く抑えつけ回転、同じく…

もう施主施工なんてしない

床材寸法切りの流れで加工を継続。床材問題の大きな懸案がまだある。例の如くの漆塗り。時は盛夏。早くしないと漆塗布期が過ぎる、とは漆の作業条件と硬化条件は別物とはまだ気が付いてなかった頃の話。焦り気味で加工を実施。この床板加工は、埋め木作りか…

美しさも金次第

ようやく精度はイマイチ品ながらも埋め木作り終了。いざ埋めてみる。 まずは死節や抜節部を特定。 座ぐりする。 埋め木にボンドを付けてはめ込む。 そして奥まで叩き入れ、その後にヤスリ掛け。 至って簡単。と思いきや案外そうでも無い。そこそここれまた悪…

中学生日記

お父さんは中学生の頃、漠然と進路に大学を置いていた。周囲の仲良い友人達は就職か専門学校か、と言う中では少数派だった。 大学なんて無駄と当時は言っていた理不尽さ溢れるお父さんの父親との確執が高まる中、それでも逃避行せずにグレ切らずにおれたのは…

「Senzo blog」

で、残念ながら後悔が発生。覚悟はしていても実際に起こると嫌なもんだ。 埋め木を作る。そう思うに至ったにしてもどう作るのか。製品の埋め木は、丸い形に対して木目が同心になっている。枝から作られているようだ。その意義は、枝の活用と言うよりも見た目…