家屋伝承

我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。

建材:接着材料

タイル施工のトラウマを乗り越え

それらが数ヶ月前。材は納品及び検品済。砂漆喰は硬化済。そして、施工する決意も硬化。やるっきゃない。 接着物は気が急いてしまう。施工箇所へ割付墨を打った上、切断等の加工を予め行っておく。材の余裕が少ない状態での予め加工は後戻りが出来ないから怖…

これが世間一般程度と思しき「施主施工」体験

という事で、件の漆喰業者は高いから食材業者からコンニャク粉を別途発注。粉が余ったらコンニャクにして食べようっと。 施工面積が僅かな事もあり、水1リットル分にて作ってみる。この分量でだと、確か粉は5gだったかな。指先一つまみ、という量。重量比率…

綿とコンニャクで壁造り

新建材下地への漆喰施工。巷の施主施工で然程珍しくなさそうな施工。もっと言うと、土壁下地に比べて素人でも出来る屁でもない施工。もしそうなら良いな、という期待を持って石膏ボードへの漆喰施工を行う。施工場所は、階段が通っていた所に設けた石膏ボー…

意匠センス

素人多能工の施工話はまだ続く。次は薪ストーブ炉壁の周囲見切り材取付。既に貼ったケイカル板、そしてこれから貼る石膏ボード。このままだと貼っているだけの状態。それをそれなりの見た目に収める目的。 このような「端」とか「際」とか「縁」とか。お父さ…

期待と外れ

やっと来た、天板巾木取付施工。この巾木にて、天板と壁との隙間を覆いつつ柱を含めた壁面の凹凸を吸収する。 先述通り、天板を差し込まざるを得なかった東側の一部柱以外は、柱側を温存。その為、巾木を切り欠いていく。 角部材も切り欠いていく。この角部…

キッチンL字天板接合

糊漆は、確か上新粉1に水1で米糊を作り、それを確か生漆2に混ぜる。まぁ、そこらの比率については、ベテランの方の記述が将来にもあれば参考にさせてもらう方が良いかもしれない。多くは目分量っぽいけど。 その事よりも何よりも、「漆は扱いにくい」。分量…

αデンプン接着力

糊漆は、麦漆と比較して含水量が多くなる。糊漆を作る際の米糊比は、麦漆を作る際の盤石糊比よりも高くなるからだそう。そもそも米糊には水気が多そうだし。 その上、デンプンは面結合、グルテンは繊維結合。前者は水を留めやすく、後者は比較的そうではない…

接着材としての漆

漆接着を面倒、と思ったのは何より一から調べたり学んだりする事を要するからだ。そういう事は嫌いじゃないが、時間がなぁ。インターネットでは、信憑性ある明確な理屈や答えが多いとは言い難い。よって、最終的には勘や推理等で自己決断ってな具合の事や物…

接着剤から接着材への迷走

そろそろ漆の事を書く段になった。と言っても塗料としてではなく、接着材としてだけど。 キッチン天板は接ぎ板。板を複数枚引っ付けて大巾板にしているわけだな。この引っ付けるのに使われているのは接着剤。板接ぎに使う接着剤の種類はその加工所による様な…

接着剤使用方針

自然素材で建てる家の仕様を見習った改修工事施主施工の検討期、二つの接着剤の存在を知った。 一つは、膠(にかわ)だ。 お父さんも詳しい方では無いが、二人は全く知らないまま大人になっているかもしれないので記しておく。漢字がある事からも分かると思…